2019年5月11日土曜日

トイレのタイル


前を通るだけで一度も寄れてなかった箱根の「富士屋ホテル」に行きました。

先ず近くに地元で経営している「太閤湯」へ向かい、狭い湯船ですが地元の方により清潔に維持管理されたお湯を堪能しました。

そしてホテルの名物カレーライスに挑戦です。

挑戦と言ったのは値段が5000円を越えるからです。

ありえません。

しかしカレー好きとしてここを外すわけにはいきません。

入り口のメニューを見ると、気が引けるのか「カレーライス」とは表記せず、「カレー・コース」と書かれています。

でもサラダ・スープ・コーヒー・少しのアイスが付いているだけです。

しかも「当ホテルのカレーは伝統的にスプーンではなくフォークを使います。」とウエイターからの説明。

どこまでも挑発的で気取っています。

しかし実際食べてみると2回目はないと思いながらも美味でした。

意外だったのは薬味が8種類も出てきて、どれもカレーへの良いアクセントになりましたし、何より空間です。

外国人を受け入れる日本初の西洋式ホテルとして開業し、未だに人気を維持している雰囲気はさすがでした。

レストランの高い天井とその装飾に囲まれていると何か特別な気持ちにさせてくれます。

一番感動したのは写真の「トイレのタイルの文様」です。

外国人を想定しているからか、トイレが異様に広くその空間をこの文様が埋め尽くしています。

何とも言えない落ち着いた色調と柄で、西洋ではかなり華美にする雰囲気をグッと意図的に抑えています。

トイレまで「ジャパン」を主張しているところが「日本代表」だと感じました。

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