信州の桑原城本丸から見た諏訪湖です。
山城登山を予定していたのに開始が遅くなり、暗くなる前に何とか間に合った一枚です。
戦国時代は埋め立てもなく、湖がもっと大きく拝めたはずです。
城主は諏訪頼重で武田信玄に滅ぼされます。
近くの本城である上原城を撤退し最後に籠った城であり、ここから見えた諏訪湖はさぞ惜別の景色だったでしょう。
諏訪氏は武将でありながら諏訪神社の神職でもあり、格式は随一、諏訪湖と共にあった一族です。
降伏したあと武田の本拠地である甲府に送られ、最終的に切腹させられます。
享年27歳。
ドラマではおじさん俳優が演じるので、実際は若いんだと思いました。
対する信玄も22歳と大学生ぐらいの年齢のくせに、親父を追放したり謀略家です。
このときも頼重の娘「湖衣姫」を側室にし、後に自身の後継者となる勝頼が生まれます。
頻繁に改名するこの時代、勝頼は武田氏の「信」を使わず、諏訪氏の「頼」を名乗ったまま武田氏として滅びます。
母と子でどんな会話がなされていたんでしょうか。
興味深いです。