中国の街並みを歩いていると、町の本屋を全く見かけません。
いつもないかな、と無意識に探している自分に気がつくことがあります。
でも、やっと見つけました。
写真の建物が、長春で宿泊したホテルの近くにあったのです。
背の高い窓からの照明が洗練されていて、落ち着いた雰囲気が漂っています。
中国特有の雑多な気配が、ここまで捨像されているのに、かなり驚きました。
下の写真の通り、入口脇にプレートが貼られていて、外観からしても何かの史跡です。
満州鉄道が設立した図書館跡で、それが本屋に改装されていました。
何となく想像した通りです。
中国語の地図が欲しかったので、迷うことなく入館しました。
閉店間際だったらしく、私と入れ替わるように最後の客が出て行きます。
片づけも始めているタイミングだったらしく、上品そうな女性定員さんが少し困ったような表情をされたのですが、日本人で地図が欲しいと伝えると、笑顔でその場所に案内してくれました。
ほぼ目的に近いものを、すぐに見つけることが出来たので、すぐに購入すべくカウンターに向かいました。
しかし、重ねて申し訳なかったのは、既にお金を金庫に閉まっていたようで、もう一度開けて会計させる羽目に。
お手間をかけたお詫びをすると、にこやかに微笑んで返してくれました。
こういう建物にお勤めなだけに、和風テイストにされているのかもしれませんが、自己主張のはっきりした女性が多い国柄で、このリアクションはとても珍しく、嬉しく感じました。
とても清々しい心地で、ここを後にしたのですが、驚く光景が待っていました。
この図書館から、すぐの角を曲がると、白菜の大軍が待ち構えていたのです。
よく冷えて柔らかくなるのかもしれませんが、ここもビル街の瀟洒な通りです。
この無神経な感じ、やっぱり中国に来ていると、我に返った次第です。
しかし、このオフィス街に、どんな職業の方が並べたんだろう。