群馬県高崎市にある「保渡田古墳群」にある八幡塚古墳の後円部からの景観です。
この古墳と二子山古墳の2基が復元されており、多種の埴輪が数多く陳列されています。
古墳自体の長さは100m超の長さですが、写真に見える小さな円墳が4基も脇を固め、更に2重の堀が囲むという、広大な敷地を有しています。
古墳の大きさを測る順番は、前方後円部本体のみの長さで決められてますが、堀も含めた長さと面積や、盛り上げた土の体積も考慮すると、順位がかなり変わってきます。
実際に作った方々は何を基準にして、規模を競っていたのか、はっきりしません。
5世紀頃の古墳時代に、正確な数値を測定していたとも思えず、見た目の印象がかなり重要視されたのではないでしょうか。
この古墳の主は、個性で勝負するつもりで築いたのではないかと、勝手に想像してしまいました。
下の写真は、外側の堀から撮影しましたが、人の背丈の高さからだと、堀がとても目立ちますし、墳丘は長さよりも、高さを重視したほうが見栄えが良いと確信しました。
最近ドローンを活用した風景撮影が重宝されていて、立体的な楽しい視点ですが、昔の方々にはあり得ないことです。
AIも加わって、様々な視点や切り口が増えていくと思いますが、本来はどうだったのか、そもそもの原点を忘れない着眼点は、今まで以上に重要だと、自分に言い聞かせています。
訪問が夕方になってしまったため、隣接していた資料館は閉まっていたのですが、その周囲に盾を構えた埴輪が複数置かれていました。
顔の模様も入れ墨だと思われますが、戦闘集団の佇まいを感じますし、西日本との明らかな違いが伺えます。
従属的に思えない関東圏の古代世界について、より興味を持って調べていきたいと思います。