富山地方鉄道「富山駅」の改札口近くからの一枚ですが、日本にいる感じがしません。
欧州の列車のように見えるし、屋根も独特で日本らしくありません。
それに以前伺ったとき、同じ場所で金髪女性に写真を撮ってくれと頼まれた経験が強烈だったのか、人も外国人のイメージしかありません。
今回も人が見当たらず、少し不思議な感覚になりました。
しかし実際に乗車すると、ローカル線であることに変わりなく、地元の古い看板とかが多くて、鄙びた旅情を感じさせます。
ただし黒部ダムのある立山方面へ向かうため、着実に標高が上がっていくのがわかり、山岳鉄道の様相を感じさせます。
映画「剱岳 点の記」で、日本山岳会の草創期メンバーが、当時最先端の舶来ファッションで登頂に挑むのですが、そのイメージとかぶります。
海外のどんな文化も、「日本化」してしまう強烈な土台が日本には存在すると思います。
しかし、この地域は珍しく立山信仰の聖地であるにもかかわらず、ヨーロッパ文化が楔(くさび)を打ち込んでいる気がします。
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