京都郊外の鷹峯(たかみね)にある「源光庵」の「悟りの窓」です。
「少年ジャンプ」の不良漫画で知りました。
画家志望の準主人公が不良仲間を連れていきます。
実際伺うと、行ってみたいと思わせたイメージ通りの空気感があり、「漫画家」と「窓の作者」双方の力量に感服しました。
隣には「四角」の「迷いの窓」もあるのですが、説明なしでも直感的に「円」の方を悟りと感じます。
「本阿弥光悦」ゆかりの地域でもあり、他の意匠にも丸・四角を組み合わせた幾何学模様が多い気がします。
話を戻しますが、実際に伺う前から気になっていたのは「悟りの窓」から見た「庭」です。
気になる時点で全く「悟り」を感じてないと思いましたが、一応デルタカフェの「坪庭」を自作した身としては、どんな庭なのか気になってしょうがありません。
しかし、覗くように見てみると庭の端っこみたいな感じで、中心を感じるものがありません。
「窓を見ることで感じてもらう・考えてもらう」ことがあくまで目的なのかなあと思いました。
庭は別に見なくても良かったような印象で、作者の割り切りみたいなものを感じます。
いろいろやりたい「欲」を出すと逆にうまく伝えられないというか、「思い切り」が足りなくなってしまうと理解しました。
なかなか出来ないですが・・・。
庭って、奥が深いです。