最近の地図を見ていて消えているのを見つけました「岩泉線」。
岩手県の「盛岡駅」から海側の「宮古駅」を結ぶ「山田線」の途中に「茂市駅」があり、そこから日本三大洞窟で、地底湖が有名な「龍泉洞」のある「岩泉駅」を結びます。
短い路線ですがアクセスが悪く、わざわざ「宮古駅」で一泊して早朝出直さないとたどり着けませんでした。
それでも何もない「茂市駅」で、一時間以上待たされての乗り継ぎです。
このときの天候が非常に悪くやや嵐気味でした。
前日も、せっかく泊まる「宮古駅」界隈で海の幸を堪能したかったのですが、予定より早く閉めているらしく何処もやっていません。
かろうじて購入出来た残り物っぽいコンビニ弁当が夕食です。
翌朝も、よく運行してくれたと思うような大雨で、写真のように横なぐりの雨量が尋常ではありませんでした。
「岩泉駅」に到着しても、折り返しにすぐ乗らないと何時間も待たされることになるので、このときは「龍泉洞」にも行けず、おあずけ連続の修業のような旅でした。
ただ、別の機会に訪れていて、湖の透明度に息を飲んだのを鮮明に覚えています。
細い橋桁の上を歩くので水上を空中歩行しているような感覚になりルンルンです。
その状況で、真下に照明に照らされた地底湖のかなり深いところまで拝めるのです。
他の三大である山口県「秋芳洞」と高知県「龍河洞」とは全く異質なものです。
最近の台風で水害被害が著しいとのニュースを耳にしますが、一日でも早期の復興を祈念しています。
今度は家族で訪れたいです。