りっぱな天守閣ですが、この断崖に歴史上存在することがなかった城です。
その名も「熱海城」。
本来なら「熱海温泉城」とでも名付けて欲しいところで、「俗」な雰囲気満点です。
団体旅行が全盛だった「昭和」の時代、「熱海」はその代名詞でした。
その町の看板的役割を担っていたのが、かなり怪しい「秘法館」とこの城のように思えます。
しかし実際のところは、何の目的で建てられたのか、建物の中には何が展示されているのか、全く知りません。
この文章を書いていても、調べようという気が全然起こりませんでした。
おそらくですが「観光」を前提に縄張りが配置されているのか、熱海界隈の道路を走っていると、意外と良いアングルで見えます。
何もなかったところに建築するのって効率いいんだと改めて思います。
この写真もウロウロしていてあまりに目につくので、何か所かで車を止めて撮影しました。
何の感動も湧き上がりませんが、無意識に視界に入ると、ふいにもテンションが上がってしまうのは「城好き」の悲しい性だと実感しました。
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