「フィンランド」を突き抜けた「ノルウェー」の北、つまり「スカンジナビア半島」北端近くの島で、眼前の海は「北極海」です。
この先に「北極点」があります。
「フィンランド」の首都「ヘルシンキ」から約1800キロを、レンタカーで車中泊をしながら向かいました。
「はるばる来たぜ。」と心の底から思いました。
よく行けたものだと。
削られた岩肌に立つ、石組みらしき素朴な構造物は何のためにあるのかわかりません。
しかし漠然としているのに、道中どんどん高い期待値となっていった「北の果て」のイメージを全く裏切りませんでした。
この景色にずっと待ってもらっていたようです。
何故行ったかというと、突然芽生えた強い好奇心からでした。
「フィンランド」に行く計画を立てるべく地図を拡げていたら、北端に橋がかかっている小島を偶然見つけました。
「何故こんな最果ての島にわざわざ橋を?」と考え出すと気になって仕方がなくなったのです。
しかし実際行ってみると、「橋」ではなく「海底トンネル」でした。
なんと島は、軍の「レーダー基地」なのです。
よく考えれば、田舎の道中なのに何車線にもなることが何度もあり、おそらく緊急用の「飛行機の滑走路」でした。
トンネル内にも秘密のゲートらしきものがありました。
対「ロシア」防衛であることは明らかで、北欧は過去に侵略を受けた歴史があります。
未だに「ロシア」は、「バルト3国」および「フィンランド」周辺を、「ロシア帝国」の歴史的な流れからか、自国の一部と思っている節があります。
清楚なイメージの北欧ですが、実際に動かないと理解出来ない厳しい現実を突きつけられた思いがします。
貴重な体験の出来た道中でした。
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