名物観光列車「由布院の森」を下車した直後に撮った写真です。
この列車独特の色調と格子窓が強調されたデザインは、最近の豪華列車の先駆けだといつも思います。
ローカル線を通るパターンも「周遊」のコンセプトを打ち出したのではと考えています。
また地名が付いたことで、由布院の観光地としてのステイタスを上げることに大いに貢献しています。
温泉地として言えば、泉質はそんなに大した印象はありませんし、近くに西の横綱ともいえる「別府温泉」があるからかなり不利です。
しかし連ドラの舞台になったり、メディア受けの流れをうまく掴んで、ツーリストの人気ランキングで1位とかも獲得しています。
実際歩くと色んな店がどんどん出店されていて飽きさせません。
個人的には「軽井沢」や昔の「清里」みたいな方向に向かっていて雑多な感じが好みではないです。
しかし「インスタ映え」とか、これからの若い観光客の指示を集めようとすると、観光戦略的にはこうなるのかなあとも納得してしまいます。
「こだわり」は必要不可欠ですが、マニアック過ぎる意見はある程度除外しないと、カップルや家族が寄りつかなくなるので、匙加減が難しいところです。
マニア嗜好が強い自分だけに、ここは自重を強いられる気がします。