この界隈には「鞍馬」を中心に車では伺っていたのですが、乗り鉄としては不覚にも「叡山電鉄」を制覇していなかったので、忘れないうちに乗車に伺いました。
二系統あり、先ず「鞍馬線」です。
初夏の爽やかな日差しに恵まれて、路線の景色が非常に美しいのに感動しました。
車道と平行するように渓谷沿いを走りますが、線路はより川側を走るので、青々とした「もみじ」が、トンネルのように覆い被さっているポイントが結構あります。
新緑を眺めていると、カーブが多いので逆光が揺れる度に車窓に入ってきます。
目映さで、自身も何か光に包まれていくようです。
気持ち良い心地で終点の「鞍馬駅」に着きましたが、駅前は何度か来ているので、そのまま折り返して「本線」に向かいました。
「宝ヶ池駅」から分岐しますが、「本線」のくせに2駅しかない短い路線です。
しかしその先は「叡山ケーブル」、その先に「叡山ロープウェイ」と続いて「比叡山」に至ります。
写真は、終点「八瀬比叡山口駅」に待機していたパトカー仕上げの車両です。
「比叡山」の二面性(京都鬼門の守護者の位置付けだが、それを悪用している利権の権化)を考えると、取り締るのか、その逆で摘発されるのか、どちらの立場でカラーリングされているのか微妙な感覚がしましたが、よく似合ってはいました。
ここからの「ケーブルカー」と「ロープウェー」は乗っていないのですが、制覇の対象外なのでそのまま引き返しました。
そのうち制覇の対象になって、再び乗りにくるかもしれません。