このブログを書くとき、写真を決めてから始めることが多いのですが、どの「西明寺」だったか忘れてしまいました。
訪れた同名の寺が3つ浮かんだからです。
どれも有名です。
今回は滋賀県「湖東三山」の一つである「西明寺」です。
あとで取り上げるかもしれませんので多くは触れませんが、残り二つは栃木県益子と京都右京区にあります。
平安時代に開創された寺院で、最近アメリカニュース専門局のCNNで「日本のもっとも美しい場所31選」に選出されたそうです。
その基準たるやいまいち謎でしたが、鎌倉初期に「飛騨の匠」が釘なしで建築した「本堂」と「三重の塔」が国宝指定されています。
両者とも桧皮葺きの屋根で、お互いを気にするような微妙な距離感にあって、非常に清涼感のある佇まいでした。
また国指定の名勝庭園「蓬莱庭」の石組みと、池の灰色がかった色合いが独特の世界観を表していました。
写真はその庭の裏手なのですが、苔が素晴らしい。
山裾の湿り気のある環境によるところが多いのですが、自然に任せる領域と人手のかける領域のバランスが本当に絶妙でした。
庭づくりの理想とする境地だと震えました。
しかし何と行ってもお勧めは「十二神将像」です。
それぞれが干支を頭に頂いて鎮座してますが、ちびっ子ギャング的な低頭身の佇まいで、睨んでいても怖くないどころか、ふざけているような印象さえあります。
守護する立場なのに、やる気が全く感じられないのです。
それも干支が後になればなるほどその傾向が強くなります。
印を結んでいてもピースサインにしか見えない大将もいれば、最後の亥(いのしし)の守り本尊である「びきゃら大将」に至ってはほとんど寝てます。
こんな愛嬌いっぱいの本堂内は初めてでした。
よっぽど平和なタイミングに作られたのかなあ。
それも干支が後になればなるほどその傾向が強くなります。
印を結んでいてもピースサインにしか見えない大将もいれば、最後の亥(いのしし)の守り本尊である「びきゃら大将」に至ってはほとんど寝てます。
こんな愛嬌いっぱいの本堂内は初めてでした。
よっぽど平和なタイミングに作られたのかなあ。
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