改めて調べてみると、「東京:上野駅」と「群馬県:水上駅」を結ぶ特急列車になっています。
しかし写真は「新宿駅」で撮影したはずです。
臨時列車か何かだったのでしょうか?
少しモヤモヤした感じで話を進めさせて頂きます。
この列車は「バブル崩壊」以降の日本の景気後退局面を象徴しているように思われます。
「水上駅」は、地理的には群馬県の北限にあり、ここから先のトンネルを抜けると、新潟県になります。
「川端康成」の有名な小説である「雪国」の、冒頭「トンネルを抜けると雪国だった。」の、そのトンネル手前の地域です。
そこには「水上温泉郷」という、一大遊興地としても有名な温泉があったのですが、需要がどんどんなくなって、10年近く前に伺ったときは、ゴーストタウンになっていました。
そこへの観光客輸送が大きな目的だったので、乗車客減少に伴なって、定期運行から季節運行となってしまいました。
その後、何とかリゾート列車としての名目は保っていますが、相当厳しい状況です。
同県の北東部にある「草津温泉」も、コロナの今は相当厳しいでしょうが、観光地としての存在は保っており、雲泥の差が発生しています。
人口減少が避けられない中、外から人を呼びこむ運営は更に厳しくなっていきます。
ゆくゆくは死ぬまで地元で暮らしたい者として、強烈な示唆を与えられていると感じました。
とはいえ、写真の横長い顔立ちの「185系」は、自分には「リゾート列車」のイメージが強く、いつまでも目にしていたい存在です。
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