幕末において、京都の治安維持を目的に活動した「新撰組」。
その最初の本拠地であり、当初の隊名が「壬生浪士組」であったことからも縁の深さが伺えます。
写真の通り、「誠」の旗印が異様に目立ちます。
お寺に伺う感じとは、随分と印象が違いました。
屯所が「西本願寺」に移転してからも、当時の境内は兵法調練場に使用されたいたようです。
その縁で隊士の墓である「壬生塚」があり、訪れたときも若い女性の姿がかなり目立ちました。
漫画「鬼滅の刃」で鬼と闘う「鬼殺隊」は、「新撰組」をおそらくモデルにしています。
ここでも、羽織に使用された「緑と黒の市松模様」のグッズが、本家を凌ぐように売られていました。
まだ映画が大ヒットする前の訪問だったので、今は「聖地化」して、原宿の竹下通りのようになっているかもしれません。
今のうちに行っといてよかったと思います。
お寺としては、京都では珍しい「律宗」で、奈良の「唐招堤提寺」を本山としています。
開祖が「鑑真大和上」の宗派と関係があるのが、何かしっくりきません。
幕末期のドラマティックな展開には事欠きませんが、その後に「廃仏希釈」や、放火による本堂消失の被害とかも受けています。
最期の写真にある、本堂と並ぶようにあったストーパのような「千体仏塔」が独特の雰囲気を醸し出しており、いろんな因縁を吸い込んでいるように見えました。