2025年6月14日土曜日

耶馬溪廃線跡②



以前のブログで取り上げた「耶馬渓廃線跡」に再びチャレンジしました。

約半年後の3月初旬に、天候の良い週末を選んで完乗ならぬ完走を目論見ました。

前回訪問後に調べると、1982年にほぼ全線が「大分県道411号中津山自転車道線」として整備、通称「メイプル耶馬サイクリングロード」として約22kmが自転車専用道になっています。

先ずは終点「守美温泉駅:跡」に車を置いて、写真に写っている折りたたみ自転車にてスタートしました。

可能なら、町中の始発駅から山間部の終点駅に向ったほうが旅情が増すのですが、全長は36.1kmもあります。

おそらく登坂が続くと体力的に無理だとあきらめ、下坂が多くなるであろう進行方向を選択した次第です。

予想通り少し下り坂が多く、ペダルをこぐ力も軽減されました。

この自転車は変速機がないため、本当に大助かりです。

季節的に暑くもならないし、前半は快適に進みました。

駅があった地点には、駅名の白い表示看板も再建されていて、その界隈にはフォームの名残が感じられます。

自転車で駅を通過していく感じ、乙なものです。

その道中も、昔の路線幅で往年の雰囲気がしっかり残っていました。


 中間地点あたりでは、おそらく始発駅からスタートしたロードレーサーの方々とすれ違いました。

自分よりも年配の方が、高級自転車をフル装備にして、ピチピチにフィットしたウェアを着込んで快走されてましたが、どうもあのピチピチが馴染めません。

驚いたのは、新しい橋梁によってルートが再建されている箇所がかなりあったことでした。

昨今の九州北部水害で、ここも結構な被害を受けたらしく、その復興工事によるものだそうです。

が、かかる費用が比較にならないとは言え、その影響で現役路線の廃止が相次ぐ中、廃線ルートが真っ先に再建されているのは皮肉な感じがしました。

後半は思った以上に平坦で、疲れかけている体に思った以上の負荷がかかりましたが、約4時間かけて無事に完走出来ました。

さすがに駅前は区画整理により、この路線の始発「中津駅:跡」はわかりにくくなってましたが、ここまで廃線ルートをトレース出来たことに大満足です。

全国の廃線ルートの探索は、新しい趣味なりそうな気がします。

最後は「鶏天」を食べて、折り畳み自転車と共にバスに乗り込み、元の場所まで戻りました。

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