2025年10月4日土曜日

石見川本駅

 

かなり古い写真になりますが、廃線になってしまった「三江線」の在りし日の風景です。

以前に何度か取り上げましたが、広島県内陸部にある「三次駅」と、島根県沿岸部の「江津駅」を結ぶ路線になります。

とにかく蛇行が多い路線で、写真は島根県内陸部にある「石見川本駅」ですが、奥に向かって大きく右に弧を描いているのがわかります。

このときは駅も開業していて、列車が入線してきていたのを見つけて、慌てて写真を撮りました。

超がつくローカル線なので、列車に遭遇出来てラッキーです。

確か、知人の手伝いでドライブがてらやってきて、その打ち合わせの事務所が、町を見渡せる高台にありました。

自分の用事ではなかったので、そこからぼんやりと町を眺めていました。

待っているしかなかったので、慌てる必要もなく、妙に贅沢な時間を過ごしているなあと、感慨深かったのを思い出します。

勤め先の営業所もこの町にあり、今は店舗統合で閉鎖されてましたが、当時は機能していて、帰り際に少し覗いたことを思い出しました。
(残念ながら、土曜日だったので誰もいませんでした。)

下の写真は、帰りがけに車を撮影したのですが、夕映えになりかけていて、やさしい陰影の風景になっています。

まだまだ旅をしていくと思いますが、インパクトのある被写体を撮るよりも、撮影したときの心情が思い起こせるような写真を残せるように心掛けていきたいと思いました。


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