「淡路島」の「洲本市」にある映画館「洲本オリオン」。
残念ながらもう閉館しています。
大胆にも車を正面入口へ横付け出来るのもそのためです。
毎週聴いていた映画特集のラジオ番組で、公開上映する企画があり、その第1弾にここが開催地として選ばれました。
(ちなみに第2弾開催地は「佐渡島」の閉館した映画館でした。)
何となく映画「ニューシネマパラダイス」を彷彿させます。
後日取り上げると思いますがその映画が好き過ぎて、主人公「トト」の故郷「ジャンカルド村」となったイタリアのロケ地を訪れたくらいです。
光をいっぱい浴びた背景なのにいつも漂っている「侘しさ」。
人生における「耐性」のようなものをこの映画は教えてくれたと思います。
写真の奇抜なオレンジ色の外観も、この映画館が存続するための「苦悩」を体現していると感じます。
旅先の飲み屋とかで、地元の方々と偶然会話する機会があるとき、映画が話題になるときがままあります。
その際に地元にあった「映画館」の話を聞くことがあります。
私も好んでよく聞き返します。
昭和のもっともっと盛り場に活気があった時代の話はもう儚い昔話とわかっていても楽しいです。
大抵は映画館自体がもう消滅しているので、出来るモノなら「箱」としてだけでも残して欲しいものです。
昭和生まれにとって、地元における「ノスタルジー(望郷心)」の源泉かもしれません。