同じ東北地方を横断する路線だと、SL列車を運行する「磐越西線」のほうが目立ちますが、「陸羽西線」も負けていません。
「奥の細道最上川ライン」とも呼ばれ、「松尾芭蕉」の「五月雨を集めて早し最上川」の一句を実況中継するかのように、最上川沿いを走っています。
この写真は車にて山形県内陸部の城巡り中に、突如線路の警笛が鳴り始めたので、待ち構えて撮影しました。
早朝の曇り空に加えて靄が立ち込めており、幽玄な雰囲気が漂っています。
遮断機の点滅に対してまで、靄が膜を作って残像を残すような余韻があります。
しかし俳句センスが全くない私には、いくら句嚢を肥やされても何も出てきません。
今までに素晴らしい景色は相当観てきているはずなのですが、一句閃いたことは一度もありません。
これも苦手なゴルフ同様、向き不向きの領域だと観念しています。
人それぞれに「光」が指している天性の領域というものは、果たして生きている間に発見出来るのかどうか、不安に思います。
「見つけられるか!」また「見つけても認めてもらえるのか!」
もっと言うと、「見つけているのに、気がついているのか!」
考え出したらキリのない話です。
死ぬまで自問自答することなのかもしれません。
意外と「見つけてもらう?」のが正解かもと最近思います。
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