2019年6月22日土曜日

日田彦山線


福岡県の小倉から大分県の日田を結ぶ路線です。(細かくは違いますが。)

修験道の聖地でもある「彦山」周辺を登って降りる行程になり、起伏を感じる楽しい山岳線です。

そしてこの界隈に「小石川」や「小鹿田」などの有名な焼き物の里があります。

両方とも我が家で好んで使用している器です。

ただ駅から離れているため、どうしてもクルマで伺うことになり、写真のように路線の橋梁を眺めながらドライブすることが多いです。

この景色が大好きで、豊かな自然の中にチラチラ見える橋梁がたまりません。

その数はとにかく多く、「乗り鉄」だけだと見逃す視点なので、「撮り鉄」も兼ねていて良かったとつくづく思います。

しかし皮肉にも、昨今の北九州豪雨災害でその橋梁の多さが仇となり、現在存続の危機に立たされています。

その橋脚が数多く破損したため、復旧コストが格段に跳ね上がっているのです。

JR九州と沿線自治体との間で費用負担の調整が難航しているそうです。

もともと過疎地の赤字路線なので、バスでの振り替え対応が続く中、存続の見込みが立っていません。

最近の気候変動による災害の多さは、想定以上の事象を引き起こしており、永年のインフラに致命的な影響を与える可能性が高くなっています。

「早く復活を。」と言いたいところですが、一回しか乗ってない自分が言えた義理じゃないので寂しく静観するしかありません。

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