鎌倉幕府を開いた「源頼朝」の後継者である「源頼家」が幽閉され殺された「修善寺」。
個人的には、それで地名を知ったため、どこか暗いイメージを持っています。
伊豆急行の終着駅でもあります。
以前「韮山」までは「伊豆公方」関連の跡地(これも滅亡!)や、幕末に建設された「韮山反射炉」を見学しに乗車していたのですが、ここでおり返したため完乗出来ていなかったので、再度向かった次第です。
その際の印象から何となく地方路線独特の古めかしいイメージを抱いてました。
写真の横長く見える列車も古風な感じです。
そんなわけで結構期待していたのですが、終点の「修善寺駅」は箱型のモダンな建物に立て替えられていました。
壁は漆喰のような肌合いで和風を意識しているのがわかります。
しかも周辺もかなりの広範囲で整地化され、大がかりな再開発だっと思われます。
うーん、正直残念な気持ちになりました。
遠目から見ると、だだっ広い公園の中に、箱型の建造物がでーんと何かを誇示(遠いと漆喰かコンクリかもわかりません。)している雰囲気で、共産圏によくある駅前や公園を連想します。
個人的にはその雰囲気に興味を持っていて、共産圏が今一番関心のあるジャンルなのですが、ここにはそぐわない感じがします。
そもそも昔がどのような景観であったか知らないので、どうこう言えないにしても伊豆半島の中心地にこの空間が必要なのかです。
あらためて「空間」に対していろいろと考えさせられる体験でした。
「歴史」と「空間」のブレンドはあらためて難しいです。
余談ですが伊豆急行のマークはかっこいいと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿