大した目的もないのに、「九州新幹線」と「路面電車」完乗のためだけに鹿児島までやってきました。
しかも台風が直撃しているので迂闊なことは出来ません。
しかし幸いにも、風が強くても雨は大したことがないので、チェックしていた鹿児島ラーメン(塩気がなくてビックリ!)を何とか食べたあと、「島津氏」の居城である「鶴丸城」まで歩いていきました。
大学で「明治維新」を専攻していたので、何度か来ています。
戦うときは裏山にこもる前提で築かれているので、天守閣もなく石垣のみです。
無骨といいますか、上に櫓があったイメージがわかないので、殺風景に映ります。
実際のところ、「西南戦争」でも「西郷隆盛」はその裏山で最後を迎えました。
開戦の火種となった「私学校」を通り、写真にある城跡の脇に至りました。
よく思い出すと一人で来たのは初めてです。
この後は帰るだけで、電車の時間にも余裕があったのですが、城内は以前に訪れているし、わざわざ見学するようなものもないので、全く入城する気が起こりませんでした。
何故かそのとき、風を気持ち良く感じるので、堀をびっしり埋めた蓮の葉が激しく揺れるのをずっと観てました。
いろんなことが頭の中で昇華されていく気配がします。
考えているわけではなく、もやもやしているものが、すーっと抜けていくようです。
この状況が生まれたことで本当に来て良かったと感じます。
しかし、だんだんと石垣がお墓に見えてきたので怖くなり帰ることにしました。
魂まで抜けてしまったら大変です。
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