青森県の南西部で、「弘前」に向かう入り口が「碇ヶ関」です。
そこを越えるとすぐに「大鰐温泉」があります。
津軽のお殿様も歴代入浴されていた由緒の高い温泉です。
「JR」と「弘南鉄道」が合流する場所でもあり、国境の趣が強いです。
駅から写真の「平川」を渡ると、その川沿いが温泉街になります。
雪道を滑らないように、おそるおそる公衆浴場へ向かいました。
丁度、川面に渡り鳥が集まっていて、賑やかに鳴いていました。
雪解けも近づいた3月下旬だからか、羽をバタつかせていて、旅立ちの準備を進めているように素人目には映りました。
目当ての浴場は残念ながら閉まっていたので、行きがかりに目についた日帰り湯OKの昭和の香りが漂う旅館で温泉を堪能しました。
源泉掛け流しの硫酸塩泉で、怖そうな名称にイメージが引きずられたのか、ソリッドな湯ざわりに感じました。
おかげでシャッキとしました。
湯上がりに番台のおばちゃんと雑談をすると、この時期の雪はもっと積もっていて、年々雪が少なくなっているそうです。
西日本にいると実感がわきませんが、山間部に近いうえ「八甲田山」がある県だと思うと、そうなのかなあと漠然と思いました。
このあとお勧めされた名物「大鰐もやし」を使った「朝日屋・日景食堂」の「もやしラーメン」を食しました。
塩味とこしょうの加減が最高でした。
しかり何故、屋号の看板が二つ上下に並んでいるのか不思議でしたが、調べてビックリ。
初代が明治30年創業時「朝日屋」だったのですが、「日景」姓のお家に婿入りしたため、「日景のおやじ」と呼ばれたことから、屋号として追加されたそうです。
現在4代目で「百年食堂」として、全国的に有名だそうです。
番台のおばちゃん、教えてくれてありがとう、でした。
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