会社からリフレッシュ休暇がもらえるタイミングだったのですが、奥さんのお腹に第二子がおり動くことが出来なかったので、一人で「パリ」を散策してくることにしました。
大ヒンシュクですが、現地にしかない「フィガロ」的な買い物を遂行することを条件に、旅立つことを許されました。
初日でそのミッションをなんとか完了し、二日目に「ルーブル美術館」を訪れました。
行った方に伺った話では、「コレクションが多過ぎるのに、案内が不親切で見落とす作品が多い。モナリザ探してたら時間が終わってしまった。」とのこと。
普通は午後5時に閉館するのですが、週1回だけ午後9時までオープンしており、そこを訪問日にしました。
近くで昼食も早めに済ませ、正午前から見学を開始しました。
確かに時間が足りませんでした。
建物は「コの字」なのですが、上辺の建物が相対的に細長い構造で、「入り口」になっています。
それなのに他辺にあたる建物への案内が少なくて、袋小路になっているのです。
しかも時代順では「考古学」からスタートになり、「ハンムラビ法典」とかの教科書級の出土品が待ちかまえています。
見入っていると時間を忘れてしまうのです。
急いでこの細長い建物を見終わったつもりですが、もう午後5時前でした。
やばいです。
休憩することなく、更に歩足を早めました。
「モナリザ」にたどり着いたのは、午後8時前です。
結果的には、比較的空いていてラッキーでした。
そして何とか一巡して、閉館ギリギリに外に出て見えた景色が、写真の「ピラミッド」です。
飲まず食わずで、足もパンパンです。
ほぼ9時間。
美術館巡りというより、ドラマ「24」のフィナーレみたいな心境で、この明かりを座り込んだまましばらく眺めました。
ホテルまでの帰りが本当にきつかったです。