パリの真ん中を突っ切っている「セーヌ川」の中州に「シテ島」があり、そこに写真の「ノートルダム大聖堂」があります。
「エッフェル塔」に匹敵するパリのランドマークです。
この界隈を歩いていると、パリの始まりとなる地域である雰囲気が何となく伝わります。
建物の斜め後方から中心に位置する尖塔を撮影したのですが、この翌年に火災で焼けてしまいました。
不謹慎ですが、全体のバランス的にはなくてもいいような存在と感じていました。
有名なツインタワーのようなゴシック建築の正面から回り込んで、この写真に写っている側面から観ると、ロマネスク様式の面影を感じます。
あとで調べると完成に長い時間がかかったため、様式が混同されていったそうです。
そのためシャープな尖塔が建てられた後に、ゴシック様式の高い建物がくっついたように見えるのです。
今一つまとまってない印象があるのに納得です。
しかしデザインにおいては、この歴史的要素が妙な味を生むから不思議なものです。
現在再建中だそうですが、立て直す前に尖塔なしの状態で眺めたいと、失礼な願望が沸きました。
どっちが格好良く見えるのか、シンボリックに感じるのか。
パリ市民ではないので、どうでもいいかと思いつつ、少し野次馬根性が出ました。
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