北海道積丹町にある岬です。
「小樽」の西方に瘤のようにモッコリ出ている「積丹半島」がありますが、その海岸線にトゲのように突き出しているのがココです。
別の目的でドライブしてましたが、名前の格好良さに惹かれて立ち寄りました。
大ビンゴでした。
確か雑誌の絶景特集か何かで取り上げられていた岬でした。
そのときの写真でも凄さが伝わりましたが、実際はそれ以上でした。
地の果てに向かうような寂寥感が半端ありません。
最初の写真は、岬の中間地点付近からの撮影です。
尾根沿いに歩道が整備されていますが、険しいアップダウンは登山と変わりません。
足場の両サイドは切り立った崖で、その先は暗い海へと続いており、雲海より高いところにある山頂部のようです。
天候は非常に恵まれていてほぼ無風でしたが、本来なら荒天が多い地域なので、まさしく「神の威力」を体現する岬のように思えます。
岬の最突端に立つと、数羽の「鷹」らしき鳥が、優雅に舞うように飛んでいました。
海の先には島影もなく、その先は昔「渤海国」が存在したアジア大陸です。
この領域への興味がつきません。
自分も飛び立っていけるような不思議な感覚がしました。
上の写真は、軍の通信所施設跡です。
大陸に近い場所としては当然なのかもしれません。