復元天守の「大洲城」ですが、現存していたときの古写真と、築城時の模型が残っていたことから、木造で忠実に再現された貴重な存在です。
全国の現存12天守に数えられる「伊予松山城」と「宇和島城」に加え、3つの木造天守が愛媛県に存在することになります。
他では有り得ない贅沢な環境です。
加えて、この天守閣に複数の現存する櫓と石垣を含めた城郭全体を、「予讃線」の列車から肘川を挟んで一望することが出来るのは、ご存じの方も多いかと思います。
乗り鉄であり、城好きの自身としては、両方を満たす景観としては全国でも一番です。
対抗馬としては岐阜県にある「犬山城」の川沿いの景観かと思いますが、角度がイマイチとなります。
写真は車窓からの景色ではありませんが、仕事で訪れたときに時間に余裕があったので、時間の調整がてら向こう岸の土手に立ち寄って撮影したものです。
春先のそよぐ風が本当に気持ちいいです。
城と桜の相性はどこでもバッチリかと思いますが、特定のポイントにこだわることなく、城郭全体が川にせり出した様子を、川沿い全体で楽しめる環境は全国屈指ではないかと感じています。
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