2022年6月25日土曜日

島根半島


このブログの第一回目で取り上げた「鰐淵寺」。

明治になって「神仏分離令」が出されるまでは「出雲大社」とセットで神仏習合されてました。

島根半島の尾根を境として南北に位置するような関係にあります。

写真は北側の「鰐淵寺」から南側の「出雲大社」に向かうときの一枚です。

今の愛車「ムーザ」も背景ととけ込んでいます。

車同士が何とかすれ違える幅しかありませんが、高低差の中に素晴らしい山と海に集落を交えた景観が続きます。

マイナスイオンが多く出ているのか、道中は自分の霊感アンテナも何故か反応しています。

古道として歴史的な趣も満載であるため、何か出るのかもしれませんが、気持ち良いものです。

そのため所有していた車とは、必ず一回は訪れています。

もう一枚は「スパイダー」でドライブしたときで、海岸線ギリギリのところで撮影したものです。

遠方に果てしなく広がる海に惹かれました。

一番好きな道なのかもしれません。

ゴールはこれまた「出雲大社」の境内の間を突っ切ることになります。

参拝客が「この車どこから来たの?」と、驚く顔を拝めるのが少し快感です。

そのまま参拝することもなく、帰路につくことが多いです。


2022年6月18日土曜日

鈴木大拙記念館(すずきだいせつきねんかん)


日本が誇る仏教学者「鈴木大拙」。

禅の文化を海外に知らしめた方らしいですが、実はよく知りません。

この記念館の庭が新聞で紹介されていて。素晴らしいと思ったので、「石川県」を訪れた際に立ち寄りました。

「金沢城」の近くでしたが、観光地という佇まいはあまりなく、ポツポツと数人いる様子です。

先ず石垣が、壁に内蔵された学習室を拝見しました。

城好きとして非常に気に入りましたが、展示品もないのに何故か撮影禁止でした。

個人的にはココに、一番の磁場みたいなものを感じました。

そこから進むと写真の景観です。

ここも新聞で紹介されているときのインスピレーション通りで、期待は裏切られませんでした。

コンクリートだけで、池も含め構成されています。

でも何故か土が思い浮かびます。

夏の季節でしたが、強い日差しの中にもそよ風が流れていて、少し植えられている柳が気持ちよさそうにそよいでいます。

家族と一緒だったのですが、みんな気持ちよさそうにしてました。

この方については、「霊性」に自覚を見いだし、それを仏教の核心と位置づけたと、難しい説明がありましたが、何となく伝わる気がしました。

2022年6月11日土曜日

笠戸島(かさどじま)


「山口県下松市」沖合にある「笠戸島」。

島ですが「笠戸大橋」と本州で繋がっており、普通に車で向かうことが出来ます。

釣り針のような形をしている島で、国民宿舎もあって風光明媚な地です。

しかし造船業の盛んな地域でもあり、写真はそこに仕事で向かうときに手前で撮影したものです。

夕暮れ近い時間だったので、造船所のクレーンが夕焼けに映えてとてもキレイでした。

仕事の後はこのまま事務所に戻るだけだったので、島の行き着く先端まで向かってみることにしました。

2枚目の写真が道の終点です。

原っぱのようになっていました。

ぽつんと公衆トイレが置かれており、丸い窓とサイコロのような水玉柄が、周囲の空間に妙なシュールさを醸し出していました。

振り向くと浅瀬が弧を描くように広がっていて、本州の工業地域が遠めに見渡せます。

公害にはくれぐれも配慮しないといけませんが、瀬戸内海の海岸線をウロウロしていると、工業施設の跡地にある人工物はよく自然に溶け込んで、良きアクセントとなっていることが多いと思います。

時代とともに廃れるものがあるのは必然ですが、汚く見えないように、美点としてうまく残していく工夫は大事だと思いました。






 

2022年6月4日土曜日

姫路城(コロナ禍)


コロナ禍の真っ最中に、京都へ修理した車を引取りに伺った帰りなのですが、遅くなったため「姫路」に宿泊することにしました。

食事の買い出しのため、チェックインの後で外に出ると、対策が徹底されていて19:00以上の店内飲食は禁止されていました。

もとよりそのつもりでしたが、牛丼チェーンもその例外でなく、逆に入口が混んでいたので、時間をずらすことにしました。

その間、久しぶりに「姫路城」を拝むことにしました。

全く人気のない商店街を通り抜けて、駅と城を結ぶメインストリートに出ると、ブルーライトに光る天守閣が見えました。

この時期の全国の天守閣はみんな同じ色に、ライトアップされていたはずです。

しかし近年の大改装で、より白亜になったせいか、一段とブルーが映えて美しく見えました。

そのまま近づくと、城内の公園には従来通り入れました。

過去に伺ったとき、何故か喧嘩している輩を見かけることが多かったのですが、このときばかりは平穏でした。

多くの方が距離を保ちながら、運動したり、散歩したり、私みたいに城を眺めていました。

間違いなく「全国城郭ランキング第1位」である、この城のランドマークとしての安定感は抜群でした。

人々を包む憩いのオーラはさすがでした。


夜の7時過ぎで、全く人影のない商店街です。