「山口県下松市」沖合にある「笠戸島」。
島ですが「笠戸大橋」と本州で繋がっており、普通に車で向かうことが出来ます。
釣り針のような形をしている島で、国民宿舎もあって風光明媚な地です。
しかし造船業の盛んな地域でもあり、写真はそこに仕事で向かうときに手前で撮影したものです。
夕暮れ近い時間だったので、造船所のクレーンが夕焼けに映えてとてもキレイでした。
仕事の後はこのまま事務所に戻るだけだったので、島の行き着く先端まで向かってみることにしました。
2枚目の写真が道の終点です。
原っぱのようになっていました。
ぽつんと公衆トイレが置かれており、丸い窓とサイコロのような水玉柄が、周囲の空間に妙なシュールさを醸し出していました。
振り向くと浅瀬が弧を描くように広がっていて、本州の工業地域が遠めに見渡せます。
公害にはくれぐれも配慮しないといけませんが、瀬戸内海の海岸線をウロウロしていると、工業施設の跡地にある人工物はよく自然に溶け込んで、良きアクセントとなっていることが多いと思います。
時代とともに廃れるものがあるのは必然ですが、汚く見えないように、美点としてうまく残していく工夫は大事だと思いました。
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