「◯◯発射場」という看板があっても、最初は何のことかピンときませんでした。
ところどころで目にしていたのですが、旅の目的地の一つであった「種子島宇宙センター」へはまだ距離があったためです。
ロケットの打ち上げ場所とわかったのは、「ロケットの丘展望所」に着いたときで、恥ずかしいほどの勘どころのなさでした。
宇宙センターに、テクノロジーの粋が一点集中していて、そこにロケットの打ち上げ装置があると、勝手に想像していました。
実際は、かなりの広範囲に複数の発射場と施設が点在していたのです。
写真は、更に進んで辿り着いた「種子島灯台」からの全体がわかる展望となります。
入り江の突端にある、白い建物の右側が、一番大型の発射場で、このあと「ジャクサ」の方に教えてもらったのですが、よくテレビ中継される場所だそうです。
またロケットの打ち上げにとっては、赤道に近いほど遠心力が働いて打ち上げやすく、地球の自転が東から西に動くために、東側の空間が大きいほど運営しやすいとのこと。
そのためどの国でもロケット関連施設は、国土の南側に位置し、東側が海や砂漠だったりすることが多いそうです。
本当なら「沖縄」が一番の候補地になるはずなのですが、当時はまだアメリカ領で日本へ返還されてなかったために、ここが選定されたとのことでした。
戦国時代の「鉄砲伝来」といい、つくづく最先端に縁がある珍しい土地柄だと思います。
先日のH3ロケットの打ち上げは残念でしたが、次回こそ挽回して欲しいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿