いつ見かけても、歴代新幹線の中で異彩を放っている「500系」です。
悪そうな目つきのライト、紫がかったような青と黒を貴重とするラインアクセント、白い部分もグレーです。
車に例えるとヤンキー仕様としか思えません。
「乗り鉄」のくせに、「車両の型式」を覚えるのが苦手な私でも、名称の区切りも良く、一発で覚えました。
最近の新幹線は、先頭車両こそ多彩なデザインですが、真正面から見ると、全てスクエアな形状をしています。
車両は四角いだけで、ボテっとしていて抑揚がありません。
しかし「500系」は、写真の通り円形になっており、ボディラインがくびれてシャープな印象が与えられてます。
乗り込むときにも、この形状がわかり、ワクワクします。
運行開始は1997年です。
もっと最近のような気がしましたが、バブル時代から開発が始まったと思えば、ここまでデザインを攻めることが出来たのも、時代のなせる部分も多かったと思います。
しかも当時のコンセプトは「スピード重視」で、移動時間の短縮が大きな開発目的でした。
時速320キロで走行出来るように設計されています。
このあとは「静粛性」とか「快適性」に重きをおかれますから、この車両が「エヴァンゲリオン」のコラボに選ばれるのも納得です。
まあ選択肢はこれしかないか。
いつまでも現役で頑張って欲しいですが、いつかはやって来る引退セレモニーは、人気の高さもあって、すごいことになるような気がします。