「科学忍者隊ガッチャッマン」がやってきたのかと思いました。
少しうつむくような姿勢で、溶けるのを気にしながら、ソフトクリームをなめてました。
そのとき視界に入っていた地面に、突如と黒い影が舞い降りたのです。
そのアニメの大好きだったシーンがオーバーラップしました。
何と頭上を飛んでいたトンビが襲ってきたのです。
ソフトを狙ったらしく、握っていた左手首に体当たりされました。
幸い爪で引っかかれるようなことはありませんでしたが、衝撃でソフトを落としてしまい、地面がグチャグチャです。
しかも場所は、写真にある「萩城」の大手門の前・・・。
おっさんが一人で、ソフトクリームを食べていること自体、絵面としてかなり痛い光景です。
そいつが観光地のど真ん中で、落としてベチョベチョにしているのです。
加害したトンビも現場から飛び去っていません。
事情を訴える状況すら奪われました。
襲われた驚きもあり、どう片付けようかと、しばらく呆然と立ち尽くしてしまいました。
しかし天使が現れました。
近くにいたガイドのおばちゃんが小走りにやってきて、「コロナで観光客が少なくて、トンビがお腹をすかせているの。勘弁したげて。片付けといてあげるから。」と助けてくれたのです。
城には既に何度か来ているので、深々とお願いしてその場を立ち去りました。
ここは「関ヶ原の戦い」で敗れた後の、江戸時代の「毛利氏」の本拠地です。
天守閣もずっと残っていたのですが、残念ながら明治になって取り壊されました。
しかし石垣はきれいに残っています。
砂浜からの城山を眺める景観は、昔のままの絶景かと思います。
思い出しながら書いてても動揺してます。
毛利氏の話はまた改めてさせて下さい。
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