実はイタリア旅行は、このブログを書き始めたときに、最終回用に残しておいたものでした。
しかし、新たな旅行への意欲は失われることもなく、題材は増え続けていること。
ブログも7年経つと、この旅行自体の記憶が曖昧になってきたこと。
自分の老人化が確実に進んでいることに危機感を覚えつつ、今のうちに書こうと決めた次第です。
本題に戻しますが、シチリア島を訪れたのは、イタリア映画のロケ地巡礼の側面があります。
今の若い方の間では、アニメの巡礼が流行っているようですが、オタクの私も以前から、イタいと言われる頃から結構やっていました。
ご存知の方も多いかと思いますが、「ニューシネマパラダイス」。
自分にとって、イタリアの扉が開いた映画です。
少年トトが生まれ育った「ジャンカルド村」、実は実在しません。
正確には、海と山にある別々の町を2つ併せて、作り上げた村でした。
最初にレンタカーで向かったのは、空港のある州都「パレルモ」から時計回りに西側の「ティファル」です。
ここは、海の「ジャンカルド村」になります。
目の見えないアルフレッドが、青年トトに寄り添って海岸を歩きながら、「お姫様と兵士」の話をするシーン。
それと旅立ちのときの駅はここが舞台でした。
あのときと同じく快晴です。
眼前の「ティレニア海」も、強烈な青色が深々と突き刺さってくるようでした。
思い描いていた通りのイメージが体感出来て、しばらくウットリしてしまいました。
とは言え、前夜からの空港泊がたたり、遅れを取り戻すべく次を急がないといけません。
足早に去らないと行かないのが、もどかしい限りです。
ああ、乗り鉄もしたい。
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