写真をご覧下さい。
これほど美しい石畳を観たことはありませんでした。
現時点ですが、自分の世界No. 1です。
おそらく超える存在はないと思うくらい衝撃でした。
日本に帰る最終日の早朝に、無理して向かった甲斐がありました。
ここは、空中都市「エリーチェ」と呼ばれる町で、そのメインストリートになります。
(すみません。ここでブログのアップが途切れてました。以下は追加の文です。)
尾根の頂上に近いところ、標高751mの場所に築かれており、一辺が700~800mほどの正三角形に収まった市街地になっています。
地元の新居浜と比較すると、別子銅山跡地の「東平(とうなる)」ほどの高さだなと、勝手に想像して親近感を覚えました。
町の規模は小さいので、一通り外周の三角形を散策することにしました。
町の入り口となる「トラーパニ門」は、左隅のポイントで一番の西側になります。
その近辺に車を停めて、門から眼下の景色を眺めましたが、真下にある都市「トラーパニ」と、その先に拡がるティレニア海がよく見渡せました。
高地だけに、一段と気温が下がっていますが、そのぶん空気が澄んでいるおかげかと思います。
そこから南側の一辺を進み、右隅のポイント(一番東側)に鎮座する、下の写真「ノルマン城」に向かいました。
もともとは、古代ギリシャ人が築いた要塞都市ですが、12~13世紀にノルマン人がやってきて、ヴィーナスに捧げた神殿跡に築いた城だそうです。
ギリシャ文化を地中海世界に拡げていったギリシャ人や、ノルマン人のヨーロッパへの侵入など、世界史の教科書で習う出来事です。
それらが、イタリアにある南の島まで影響を及ぼしていたのを、ここに立つことで強く実感出来ました。
町でも一番の高所となり、そこからは山側の景色なのですが、山々は展望のかなり眼下にあり、その先のシチリア島の輪郭と地中海が拝めました。
もっと天気が良ければ、アフリカのチュニジア(つまり、カルタゴの本拠地)も望めるそうですが、それは叶いませんでした。
ここは、カルタゴの配下ににもなっています。
歴史的な展望、景色も含めて全てが圧巻でした。
今回の旅行で、新たな好奇心を呼び起こす、一番の拾い物と感じた訪問地となりました。
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