前回取り上げた空中都市「エリーチェ」に向かう途中に撮影しました。
風景画を抜き出したような写真の背景です。
ティレニア海を背景に、どこまでも続いていく奥行きに感動しきりでした。
おそらくもう来ることはないはずです。
〝一期一会〟を実感し、自分の目に焼き付けつつ、この瞬間が何とか収められないかと、シャッターを押しました。
シチリア島一周は、3泊4日の強行スケジュールでした。
しかも年末年始。
日本と違って、買い物が出来るような店は空いておらず、日中の食事にも困りました。
ホテルの朝食を多めに分けてもらい、りんごとか齧りながら飢えを凌いだ次第です。
その分、ドライブ中の景観には、取り分け集中出来たと思います。
シチリア島はかなりアップダウンが激しい分、起伏に富んだ景色に出会えて、サプライズの連続でした。
そのとき気が付いたのですが、眺望の良い道には木がないことです。
日本は観光名所でも、展望台以外は木々が邪魔して、運転中はあまり景気を楽しめないことが多い気がします。
その点イタリアは、道路計画上そうしているのか不明ですが、ドライブ中に常に風景が視界に入ってきました。
ヨーロッパの映画を観て、取り分け景色が素晴らしいと思うのは、そんな理由からかもしれません。
環境問題がどうこうとあるかもしれませんが、日本も魅力的な道路作りを考えるうえで、一考の余地があるかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿