ここはさすがの大都会で、新年早々でも食事出来る店が開いてました。
旅費の内訳でも、今までの経緯から食事代は相当浮いています。
その分奮発して、地元の魚介料理やシチリアワインを堪能しました。
旅程を無事にこなした達成感も手伝ってか、相当夢心地に酔っ払った次第です。
ホテルへの帰りに、写真の「マッシモ劇場」の前を通りました。
正月用と言いますか、新年用に飾り付けされてます。
円柱下辺りの暗い部分が正面階段で、そこの登り降りをしたかったのですが、飾り付けの関係で閉鎖されてました。
ちょっと惜しいです。
この階段は、映画「ゴッドファーザー・パートIII」の最後、シリーズを通じての最後のクライマックスの舞台となりました。
主人公マイケルの娘が撃たれるのですが、その娘の配役が残念でした。
なんと監督「フランシス・コッポラ」が自分の娘を起用したのです。
その前に実妹を、マイケルの妹役に起用してますが、この方はいい味出してました。(「ロッキー」のエイドリアン役の方です。)
二匹目のドジョウを狙ったのでしょうか、大失敗だったと思います。
親バカのそしりを受け、シリーズの中では駄作の扱いです。
自業自得で降板となりましたが、本来は「ウィノナ・ライダー」でした。
好きな女優が、イマイチな方になったので、勿体ないの二乗となってしまいました。
これも、映画全体を通じて表現されている〝無常〟なのかもしれません。
ともかくシチリア旅行は明日で終わります。
店が空いてないので、地域の珍しいモノを探す選択肢がなくなり、物欲は早々に消えました。
食事も旨い料理を探すどころか、ありつけない日々の連続で、ドライブばかりの旅となりました。
その分、素晴らしい景観と人々の有り様のみに、集中出来たと感じます。
田舎臭くてもカッコいい。
そんな親父が目につきました。
根暗が寡黙に、それが渋さに昇華してます。
某ファッション雑誌にて、いつも表紙を飾っている方とは、同じイタリア人でも対極です。
イタリアの北と南の違いとも言えます。
これからの自分の師匠になるのは、やはり南かと。
死んだとき、〝こんな爺いがいたね。〟と多少なりとも存在感が残せるのが本望かもしれません。
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