写真は八角形の屋根を持つ「安楽寺仏塔」で、国宝に指定されています。
信州の上田盆地、いわゆる塩田平にあります。
柔和な曲線で屋根が構成されており、仏塔にしては珍しく角ばった印象がありません。
茶系の色が周囲の大木と溶け合っています。
この地域は、他にも国宝・重要文化財級の仏塔が多くあり、仏塔好きにはお勧めのスポットです。
戦国時代では真田一族の領地だったり、その前にはかの武田信玄を連敗させた村上義清の本拠地で、城の遺構も残っています。
もう一つ郊外の「無言館」もお勧めです。
画家もしくは画家の卵だった方々が、戦争で帰らぬ人となり、恋人や家族に残した絵や遺品を展示した館です。
狭い空間ですが、この籠っている感じが展示する物に対しての配慮というか、必要なことなのだと教えてくれます。
プロと比較することは失礼なのですが、私も絵を描くのが好きなので、「無念」だからこその、それでも絵を描こうとする「反骨」を感じました。
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