家の横からまっすぐに延びている道は、農道に見えます。
実際そのように使われているのですが、聖武天皇の奈良時代から存在しています。
「天平道」と言われる道で前方には「出雲政庁跡」、撮影している場所も含めた直線で囲まれている敷地が「出雲国分寺跡」です。
夏は草がぼうぼうでわかりずらいのですが、雪のおかげで溝がくっきり浮かび上がり基壇を含めたレイアウトがよくわかります。
礎石もしっかり残っています。
山陰方面に行くと好きで何気によく通りますが、いつも誰も見かけません。
電柱と家を気にしなければ雰囲気は奈良時代とあんまり変わらないように思え、結構タイムスリップ出来ます。
島根県東出雲町にあり、出雲市より斐川町・松江市をはさんで東側に離れて位置します。
地名に古代の出雲国の名残を感じますし、実際この地域の遺跡・文化財は国宝・重要文化財級の指定を受けて数多く残っています。
京都と比較すると観光地としては洗練されていない部分は多いのですが、人混みの中で文化財を見る煩わしさは全くありません。
向き合う目的がある場合、山陰の歴史物や何気ない風景は最高です。
雪景色にしては暖かい日で、今回もいろいろ考える機会をもらえました。
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