丸亀駅のフォームからよく見える丸亀城ですが、いつ見ても石垣が見事です。
ちょこんと乗っかっている天守閣は、現存12天守の一つで重要文化財なのですが、実体は小さな三層櫓です。
単体では正直残念なのですが、そのしょぼさが皮肉にも石垣をより大きく見せます。
城において、希少な建築物があっても主役は石垣というのは珍しいと思います。
そして雰囲気は日本城郭というよりも、むしろ西洋の城壁に近い印象です。
石垣の勾配が急で、何段も積み重なっているので、迫る壁のように見えます。
城主は名門京極氏ですが、天守閣が見えなければジャンヌダルクが居てもよさそうな雰囲気です。
特に霞(かすみ)のかかった早朝は迫力が増します。
以前に車で近くに横付けした際、天守閣のある最上段がかすんで石垣しか見えませんでした。
まさしく「ジェリコの壁」です。あらためて石垣フェチだと痛感しました。
別にここの天守閣が嫌いなわけではありません。
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