大いなる秘境線「只見線」の「只見駅」です。
雪が降り積もるのか、本来のフォームではなく随分離れたフォームに列車が停車しており、あやうく駅舎に取り残されるところでした。
この線は乗客も少なく、とっくに廃線になっても本来はおかしくありません。
しかし豪雪地帯で道路が遮断される恐れがあるため、収支関係なく法的に鉄道を残さざるを得ない環境にあります。
今回は始発駅の「小出駅」にたどり着くだけでも一苦労です。
青春18切符を活用し、東京方面から各駅停車で向かいました。
関越トンネルと平行に走る清水トンネルを抜けて「越後湯沢駅」に到着、まさしく川端康成「雪国」に登場するような雪景色が待っていました。
更に雪深い先に「小出駅」はあり、やっとスタートです。
約三分の一の工程にある「只見駅」にて下車、飾り気のない街並みを抜けて、目的の「只見温泉」に向かい入浴しました。
しかし受付のおじいさんに後から伺った話ですが、温泉成分の臭いが不評だったらしく濾過して使用しており、ボイラーの石油臭が強くて残念でした。
喫茶店も周囲にありません。
温泉併設の「保養センター」という名ばかりの、何もない「ロビー」にて2時間程度過ごし、写真の列車に乗って「会津若松駅」に深夜やっとこさたどり着きました。
雪国の厳しい現実を感じつつ、今回の話は続きます。
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