2016年10月29日土曜日

旧車の荷物入れ


旧車好きにとっていつまでも眺めていたい一枚です。

この「シトロエン2CV」の斜めに下がる後ろ姿に対し、リアゲートを跳ね上げたままの状態で、逆台形のトランクっぽいモノをはめ込むなんてお洒落です。

ベタベタ貼るのに悩むラベル・ステッカーの類も、旅行用トランクのごとく貼っていて旅上手な演出がなされています。

加えて秀逸なデザインに厳選されていたので、老舗の酒場の雰囲気すら醸し出されていました。

おまけにこの車、シート自体が外せてピクニックの際にはベンチに出来ます。

屋根も幌張りなのでオープンにもなります。風の巻き込みは家族で乗っても大丈夫でしょうか?

気づきがどんどん楽しい循環になってきました。

この収納スペースが増えると更に夢が膨らみそうです。

汚れやすい調理道具や工具類の分別整理に便利だと思います。

ついつい自分が乗っている旧車にも、こんな工夫の余地はないのかと考えてしまいます。

旧車に長く楽しく乗るうえで、大事な大事な妄想なのです。


2016年10月22日土曜日

ぶどう畑


山梨県甲府盆地の「勝沼」のぶどう畑です。

早朝に軽井沢を自転車にて出発し、「小海線」沿いに南下、「小海駅」から列車に乗り、「中央線」の「勝沼ぶどう郷駅」で下車しました。

丘の上にある駅で一面がぶどう畑です。

白いガードレールを除けば日本にいる感じがしません。

ある都内の老舗バーで飲んだときに、年配の渋いバーテンダーが「日本は麹菌が強くて、洋酒が作りづらい。」と言っていたのを思い出しました。

嘘か本当かわかりませんが、戦国時代の甲斐国は土地が痩せていた地域と言われていたし、スコッチ系の銘柄も「余市」、「宮城峡」など稲作が出来ないような地域の地名が多い気がします。

今回の目的は、この山奥にある本堂を豪壮な滝が囲んでいるという「大滝不動」です。

期待値マックスで、ぶどう畑の急斜面をヒーヒー言いながら、一時間以上もかかって自転車で登っていきました。

しかし無事到着したものの、季節柄滝は枯れていました。

ワインでヤケ酒をしたい気分になりました。

2016年10月15日土曜日

みのりの時期


実家のある「新居浜」で偶然撮影した一枚です。

散歩していて「別子銅山」のアイコンである「煙突山」を眺めていると、稲の色が違うことに気がつきました。

稲の種類はわかっていませんが、作付時期はまちまちで複数種のコメが作られているようです。

気候が安定しているからなのか、いろんな農作物が作られているように思います。

転勤族の身からすると愛媛県の「東予」ほど豊かな地域はないと実感します。

不謹慎ですが、「過去に住んだ場所」や「旅した場所」が大災害を被ってしまったとき、「東予」の災害が少ないことに無意識に感謝しつつ、稲刈りして豪快に「太鼓台祭り」へ突入するイメージが浮かびます。

また「温暖な気候」や「うまい水」があるのは「当たり前」ではなく「極めて貴重」なのだと、他に住んでいるとあらためて気づかせてくれます。

別子銅山関連遺跡も、客観的に近代産業遺産として全国的に保存されるべき「貴重」な存在です。

災害が少ないからこそ、ここまで山全体で構造が残っているのだと思います。

これほどの規模は他にはありません。

「保存」のための「観光」は、これから特に必要になると感じます。

2016年10月8日土曜日

みおつくし


写真は銚子電気鉄道の終点「外川駅」です。

電柱からすべてが鄙びていて、ジオラマみたいな空間です。

沢口靖子さんが主演した朝の連ドラ「澪つくし」の舞台となりました。

ストーリーは覚えていませんが沢口さんがすごく美人だったのはよく覚えています。

今回は車でやってきたのですが、人影もまばらで旅先にやってきた充実感があります。

千葉県内でこの感覚は貴重です。

生まれてから愛媛県の次に長く住んでいるのがこの千葉県なのですが、東京の隣県のため、田舎のわりには人があふれている気がします。

そのわりに道路が整備されておらず、ゴルフ場が多いため狭い道でさえ渋滞していることが多いです。

田舎道を走っているわりにはのんびり出来ません。

料理もチェーン店文化に侵食されているせいか、こだわりの個人店が少ないように感じます。

ただし今回訪問の「銚子」は、関東の醤油文化を築いてきた歴史が今も続いており、寂れつつも随所にこだわりを感じます。

醤油関係ないですが、美味しい「オムライス」を出してくれる洋食店もありお勧めです。

近くに水平線が見える展望台があり、雄大な太平洋を臨めます。

島もなく、日本の端っこを実感します。

雑踏のない「静かさ」は「旅情」においてすごく重要な要素であると、つくづく思いました。

2016年10月1日土曜日

ホテルの置物


北欧フィンランドの首都「ヘルシンキ」のホテルで撮った「置物」の一枚です。

北極海を拝みたくて、スカンジナビア半島を縦断・往復するため、車中泊を繰り返す強行日程だったのですが、最終日だけはまあまあ良い宿にしました。

清潔でスッキリした部屋にこの「置物」が風格を漂わせていました。

「チボリのラジオ」はもともと個人的に欲しい銘品です。

何気なく置いていることに先ず感動、聴くとラジオ単独の音響機器としての音質の高さにあらためて感動です。

安易な多機能化への反省があります。

また添え物の「ホテル名入りメモブロック」も、左上にペンを立てられるように穴が開いていて、カタマリ感と高さでラジオとのバランスをうまく取っています。

他は何も部屋に置いてません。本当にサッパリしてます。

フィンランドの方は棚があっても物を並べないなあ。と旅行中思いました。

自身の反省として趣味の中で「並べる。」ではなく「しまう。」で行動を洗練させたいです。

でも中途半端な趣味が多いと、本当にこれが難しいんです。