もう廃線となってしまった「くりはら高原鉄道」です。
岩手県との県境近い宮城県にあります。
何故か「栗駒高原鉄道」と間違えて覚えていました。
2007年3月末に廃線との情報を聞いて、慌てて駆け付けた次第です。
この写真は「石越駅」のフォームです。
列車が止まれなかった場合の不安はありますが、このタイルに囲まれた袋小路のフォームが何ともミニチュア的でかわいらしいです。
このこじんまりした雰囲気は沿線全体に及びます。
駅舎の風情も「昭和」を感じさせ最高ですが、町らしい建物も少なくここが始発駅になっているのが不思議です。
典型的な「鉱山線」で、おそらく「細倉鉱山」の物資運搬と人員輸送で成り立っていたものと思われます。
第三セクター方式で頑張ったようですが、とうとう過疎化に勝てませんでした。
乗車して終点の「細倉マインパーク前駅」に向かいました。
ところどころに朽ちた車両が放置されており、歴史と同時に経営の厳しさを感じました。
魅力的な路線がまた一つ減ってしまい残念です。
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