行ってみたいと思いながらも正確な場所を押さえておらず、「大徳寺」にある別の塔頭に向かっているとき、たまたま見つけました。
最初通り過ぎたのですが、入り口の手入れされている苔の雰囲気が半端ないのです。
どうしても入りたくなって引き返し、パンフレットを貰って初めて気づきました。
しかも家族一緒の「偶然」にちょっと感激です。
冬なのに雨が降っていて、苔の緑が透き通るような新鮮な輝きを放っています。
家族みんなでデトックス出来た素晴らしい空間でした。
写真は本庭園の有名な石灯籠です。
平面の苔庭にぽつんと立っていて、周囲に石畳等の境界線がありません。
薄目の苔が周囲に広がっていく中だんだん土っぽくなっていく感じです。
幽玄さが漂います。
又、「松向軒(しょうこうけん)」という有名な茶室もあり、「細川忠興」の「わび・さび」へのこだわりが伝わります。
茶道の世界は全くの無知ですが、「利休」高弟の中で最も純朴に「利休らしさ」にこだわっていたと言われることに納得出来ます。
しかし一番感心したのは、この状態を管理している方々の努力です。
まだまだ創建当時を凌駕して発展しているのかもしれません。
生きている気がしました。
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