壬生川の隠れ家みたいな古民家カフェ
デルタカフェが10周年を機にリニューアルしました
お腹も心も満足して頂ける空間をご用意してお待ちしております
食器もお料理と共に新たなデルタカフェをお楽しみください
<営業時間>
🍞水曜日 (パン) 10:00~14:00
🍙木・金曜日 (ごはん) 11:00~14:00
電話予約 (受付 9:00~14:00)
📞050-5580-2472 💬LINE
2019年1月26日土曜日
原鉄道博物館
これを作った「原慎太郎」という方は、世界的に著名な鉄道模型制作家・収集家ですが、正直「変態」だと思っています。
マニア度がスゴすぎて、この自分がどん引きしているのがわかります。
オタク的にまさしく「神」の領域です。
写真は博物館内にある、鉄道模型でも大型となる「一番ゲージ」用の大ジオラマです。
完全に「町」の規模を再現しています。
入居している高層ビルの大空間でないと、この実在するかのような雰囲気は出せないと思います。
鉄道模型・ジオラマの精緻さに加えて、それに当てる照明の光量が絶妙なのです。
一定の時間周期で、朝・昼・夕・夜を繰り返していくのですが、天井の高さがあることで「夜のとばり」まで表現されています。
また電車は線路に電気を流して普通走らせるのですが、車輪の音に納得出来なかったらしく、わざわざ頭上の電線に本当に電気を流して走行させています。(近くで聞いてみても、私のレベルでは音の違いはよくわかりませんでしたが・・・。)
他にも車両(自作含む)・切符(一番札の収集)等の「世界一」と言われるコレクションがわんさかありとても書ききれません。
人生においてどれだけの熱意とお金と時間を使ったらここまでやり切れるのか、だた驚くばかりの体験でした。
2019年1月19日土曜日
ポレポレ東中野
「ポレポレ東中野」。
踊りでもやりそうな名前ですが映画館です。
尖ったテーマの題材をよく単館上映し、「新宿駅」から二駅西の「東中野駅」のすぐ脇にあります。
実はココに2年ほど住んでいたのですが、恥ずかしながら全く存在を知りませんでした。
映画はずっと好きですが、まだ比較的メジャーな映画を追いかけていたせいか新宿でばかり観てました。
今回は気になる映画があったのでやってきました。
よく参考にする映画アプリの評価が4.5とやたらに高いのです。
(ちなみに同時期のQUEENを題材にした「ボヘミアンラプソディー」が4.4。)
伺うといきなり地下への入口です。
アングラ感が漂います。
そこに年配の方々の集団が立ちはだかります。
よく見ると整理券を持って立ったり座ったりしています。
更によく観察すると「〇〇絶対反対!」・「ストップ△△!」等のロゴ入りバッチやキーホルダーがリュックや服につけられています。
過激派系の政治団体の集会かと危惧しましたが、反対のテーマはそれぞれ違います。
受付に聞くとまだ座れるとのことなので思い切って入場しました。
約100席ぐらいでしょうか、かなり狭い空間です。
ほぼ満杯のため最前列のど真ん中に座り、異様な熱気の中で観ることになりました。
(私のすぐ後は立ち見のようです。)
内容は、某国の映画で国内のマスコミ弾圧に対して、迫害された報道マン達が「新しい報道チーム」を立ち上げて政府筋に反撃するストーリーです。
しかし評価の割には、その「新しい報道チーム」自身が作った映画なので、かなり偏っている編集だと思いました。
突撃レポによる相手の動揺や、チームよりの関係者の証言を撮影しているだけで、証拠となるような事実確認やそれを求めていくような展開は相当希薄でした。
それでも左隣のおじさんは「ウンウン、そうだよそうだよなあ。」と一人ブツブツうなづいています。
右隣のおじいさんは最初は興奮していて鼻息まで聞こえていたのですが、今はイビキになっています。
僕も何故か何かに反撃したくなって、さっき旨そうだったので買ったばかりの「イチゴ大福」を思いっきり頬張りました。
写真は上映後に出てきたみなさんと映画館です。
何かスッキリされている印象でした。
昔は学生時代に燃えていた方々なのかなあ。
映画を観たというよりは、ライブに参加したような感覚でした。
今回の評価と出来のギャップは、特定集団の偏った評価の集積で、高得点が出る典型なのかもしれません。
これからの社会でこういったことはどんどん増えていくんだろうなあ。
2019年1月12日土曜日
姨捨(おばすて)
長野県の「松本駅」と「長野駅」を結ぶ「篠ノ井線」。
県内の主要2都市を結ぶ線でありながらも、その都市名は使われず、何故か線内にある「篠ノ井駅」が線名になっています。
しかし「信越本線」と「しなの鉄道」が乗り入れており、その路線の限定駅でもありません。
特に有名な駅でもないのに、どうして線名に選ばれたのか不思議です。
何かマニアックな経緯があるんだと勝手に思っている次第です。
話が逸れましたが、写真は路線上にある「日本三大車窓」で有名な「姨捨駅」からの冬景色です。
寒いですが、空を飛んで鳥瞰しているような景色は圧巻です。
夏の景色も大変素晴らしいのですが、フォームで涼んでいる人があまりにも多く、景色に集中出来ません。
ここは基本的にローカル線ですが、最近驚くことを発見しました。
何と豪華寝台列車「四季島」がわざわざここを通過し、この景色を眺望するらしいのです。
そのため長い車両が停車出来るように、駅自体が改装されました。
以前に寝台列車を語ったとき、明確な目的地に向かわない最近の「周遊型豪華列車」には旅情がないようなコメントをしたのですが、周遊するってよく考えれば「ウロウロする。」ことと同義です。
少し親近感が沸いてきました。
まあ、あまりに値段が高すぎて乗車出来るような距離感ではありませんが・・・。
2019年1月5日土曜日
丹下左膳
新年明けましておめでとうございます。
写真は京都の「大河内山荘」内に展示されている「丹下左膳」のパネルです。
この山荘を建てた俳優「大河内傳次郎」のはまり役で、シビレるような迫力が伝わってきます。
隣にある絵のポスターも実にカッコいい。
車の横で微笑んでいる素のままの本人の写真と比べると全くの別人で、役に入り込んだ眼力の強さに圧倒される次第です。
実はこの「左膳」、「林不忘」という方の書いた新聞小説に登場したキャラクターで、当初は脇役の位置付けでした。
しかし、ニヒルかつ残忍な性格、隻眼隻腕の怪異な風貌、黒エリの白い着流し、というおどろおどろしい設定に、だんだん読者の人気が出て主人公に昇格していきます。
とは言え、取り上げている自分も映画のストーリーとか恥ずかしながら知りません。
設定も知らないのに、いまだに固有名詞かつイメージまで存在を知られているってすごいことだと思います。
昔に、ある野球選手が「〇〇さんは記録で、僕は記憶で名を残します。」と言っていたのを思い出しました。
今は、情報が何でもスマフォで検索出来る「デジタルの時代(これも死語?)」です。
その状況には年々拍車がかかっています。
知らずと、その「便利さ」が自分にとって「大切なこと」を隠しつつあります。
だからこそ、皮肉にも肉体に宿る「直感」や「記憶」の貴重性が増している気がします。
大げさなことを申し上げましたが、何気に思い出して頂ける店でありたいと願いつつ、今年もよろしくお願い致します。
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