「いつもどの辺だったっけ?」と独り言をいいながら地図アプリで確認してしまうのが「泉涌寺」です。
「東福寺」の東側で、京都駅から見れば裏側に隠れるような位置関係になります。
実際訪れていてもいつも曖昧になります。
道も車がかろうじて通れるくらいの細い上り坂を通りますが、境内に入ると幅の大きな下りとなり、大きな仏殿(重文)が迎えてくれます。
別称を「御寺(みてら)」と呼ばれ、江戸時代の「後水尾天皇」から幕末の「孝明天皇」まで代々の御陵があります。
その別院が「雲龍院」です。
写真は皇族の位牌を安置する「霊明殿」前の庭で、石灯籠を中心に「菊の御紋」が白砂の隆起で庭いっぱいに描かれています。
「ザ・皇族」という押し出しが半端ないです。
コテコテな感じがしないわけでもありませんが、そこが皇族たる由縁なのか不思議とお上品に見えます。
まあそれ以外に、余分な色彩や造形物は見あたらないからかもしれません。
案外「クール・ジャパン」を体現しているのかもしれません。
外国の方が観たら、こういうのがわかりやすいのかもと思います。
私自身も意外と御紋のオーラに当てられることもなく落ち着いて鑑賞させて頂きました。
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