2020年1月11日土曜日

野辺地駅


奥羽本線から下北半島へ向かう「大湊線」に乗り換えるとき、この「野辺地駅」に降ります。

次の路線への接続が悪い印象もない中、ボーっと駅前の雪を見て日常と違う場所にやってきたという感慨が湧きます。

写真は駅前をしんみりと撮影した一枚です。

一面が雪景色で、踏み固められた雪に覆われています。

瀬戸内の暖かい地域に住んでいる者が、雪を特別に感じる感覚はココには存在しません。

生活の厳しい一面として常態化しています。

終電近い乗り換えなので既に店も開いておらず、何か口に入れたくても、自販機で暖かい缶コーヒーを買うくらいしか手段がありません。

そのとき大抵は駅構内ではなく、外の自販機へ向かいます。

通りの雪は氷に近い状態で、新雪の「キュッ・キュッ」という可愛い音は全くしません。

むしろ「ガリ・ガリ」とかで、油断すればすぐに転びそうな気配が漂います。

異邦人にとってはこの非日常が「旅情」と言えます。

こんな間合いをいつも乙に感じています。

しかし向かった自販機で買ったホットの缶コーヒーが、キンキンのアイスだったのにはさすがにむかつきました。

ホットの電源切ってんじゃねえよ。

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