丁度、大河ドラマ「女城主直虎」がやっている最中に訪れました。
性別も何をやったのかもはっきりしない人物を、主人公にしてよく一年間放映したなと、感心します。
しかし戦国大名が台頭していく中で、その軋轢に揉まれる中小領主の苦悩がうまく描かれていたと思われます。
写真は初代「井伊共保」が使った産湯の井戸で、家紋の由来ともなりました。
ココが発祥の地として、周辺が領地としてこじんまりまとまっています。
以前から「井伊氏」には興味を持っていました。
「井伊直政」は、昔からの忠臣が多い三河武士団の中で、最後発で家臣団に加わったにもかかわらず、「徳川四天王」でも一代で筆頭に踊り出ます。
徳川家康とどんな関係があったかわかりませんが、相当な実力がないと出来ないことです。
大きな起点は、直前まで家名が衰えていて大した家臣団もいないため、武田氏滅亡後の旧家臣団を引き受けて侍大将となり、その「赤備え」まで自軍の個性として継承したことかもしれません。
伝統のないことがかえって好機を生んだようです。
傘下にされた側は「粋」に感じて、戦ではモチベーション高く奮起したと思われます。
徳川の時代になっても、他の四天王「本多・酒井・榊原」は大一族のため、多くの藩に分散されていますが、「井伊」は一族も少ないので「彦根藩」のみです。
「集中」することで、かえって目立つ存在になっている好例だと思いました。
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