写真の木造三階建旅館「金波楼」が紹介されているのを雑誌で読んで、その存在を知りました。
「九州新幹線」が出来た都合で、「鹿児島本線」から第三セクターになった「肥薩おれんじ鉄道」に乗り、「日奈久温泉駅」を下車、とぼとぼ歩いて温泉地に向かいました。
目的の「金波楼」は立派で、それ以外の古い町並みやなまこ壁も結構残っていて、特に明治以降に鹿児島街道沿いに栄えた面影は十二分に感じました。
今回は宿泊ではないので共同浴場を伺うと、その一つ「東湯」が近いと教えてもらい向かいました。
ここの源泉は共同管理されていて、ほとんどが弱アルカリ単純泉の掛け流しです。
共同とは言え、びっくりするくらい清潔に保たれているのが分かります。
湯船に浸かって水面がキレイだと感じたのは初めてでした。
非常にさっぱりした気持ちになり、次の目的地に向かうべく駅に戻る途中、閉めかけてた商店で缶ビールとつまみを買いました。
店のおっちゃんに何処から来たのかと聞かれたので「松山」と答えると、「俺は種田山頭火の生まれ変わりなんだ。」と笑顔で言われました。
ここも「松山」も山頭火ゆかりの地であるからです。
下の写真は、そのネタで雑談したあとに駅に戻るときの夕暮れの景色です。
なんかすごくほっこり出来た旅でした。
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