まさかこんなタイミングで出会うとは。
「津軽鉄道」の名物列車「ストーブ列車」に、真夏に遭遇してしまいました。
間の抜けた話です。
以前に取り上げた作家「太宰治」の故郷がある「金木駅」から、終点「津軽中里駅」間が未乗区間だったので、そのために青森県まで向かいました。
そして完乗記念に、終着駅界隈の写真を撮っていたら、冬まで休暇中の当該車両に、待避線で出くわしたのです。
この路線の完乗目的とは別に、この列車には底しれぬロマンを感じていました。
車両内に設置されたストーブで、スルメを焼きながら一杯やりつつ、津軽の冬景色を眺めてみたかったのです。
しかし雪化粧もされてない車両を先に見てしまうと、正直微妙な気持ちになってしまいました。
今回は車で訪れたのですが、雪が多い冬は厳しく、鉄路に頼るしかありません。
その鉄路も、最近の事情は乗り鉄にとって世知辛くなってます。
新幹線は料金が高くて味気ないし、「青春18切符」は盛岡から先が第三セクターのため使えません。
昔に多用した日本海ルートも「夜行列車」が廃止されているため、すごぶる不便になりました。
学生時代から貧乏旅行を継続している身としては、鉄道にのめり込んでいく環境が薄れていく気がしてなりません。
コロナの影響も踏まえて、新しい旅のスタイルをしっかり思案せねばと思います。
果たして「ストーブ列車」で、スルメをかじる日が来るのでしょうか?
後悔しないようにトライはしてみたいです。
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