「西船橋」に住んでいたとき、「青春18切符」を活用する流れとして、「西船橋駅」から「武蔵野線」をよく利用しました。
東京を中心に弧を描くように走ります。
「南浦和駅」で乗り換えて、東北方面の路線を目指しました。
よく乗っているのですが、大抵始発からスタートし、戻りは終電近いので、暗い時間帯であるせいか、車窓の印象が全くありません。
意外なところで印象が強く残っているのは、この写真の風景です。
車で埼玉方面の城巡りに向かったのですが、抜け道を間違えて迷ってしまいました。
標識があったので車を降りて確認し、振り向いたら「武蔵野線」の高架下にある桜並木が満開であることを発見したのです。
しかもタイミング良く朝日が差し込んでくるところで、余りの素晴らしい偶然にビックリです。
仕事に行き詰まっていた時期で、気持ちを開放したくての城巡りでした。
かなり後ろ向きな心持ちだったので、日差しに輝く桜の淡桃色に、思わず心が洗われました。
花を愛でながらの鉄道旅は数多くしてますが、桜の印象だけしか残ってないのは、この路線だけです。