「山口県山口市」にある「常栄寺」。
「雪舟」が作った庭はいくつか取り上げましたが、真骨頂はここなんだと思い知らされた心境でした。
順番的には最期に訪れたため、よくわかっていませんでした。
当時は大戦国大名「大内氏」の庇護を受けて、本拠地としていたわけですから、当然といえば当然です。
パトロンのためにも、自身を誇示する上でも、至高を目指したはずです。
場所も大内氏の館から近い山の手にあり、国宝「五重の塔」で有名な「浄瑠璃寺」も並ぶようにあります。
石を立てるように集めてこんもりさせる特徴は健在で、使用される石も大きく、それらが群生してます。
京都(芬陀院)や、益田(医光寺)で滞在中に作った庭は、建物の間取りや庭にする面積の制限を受けてますが、そのリミッターを外すとこうなるのかと納得した次第です。
周遊出来る小道もあり、360度の全方位から、この庭を楽しめます。
訪れたときに、音楽系アーティストの企画か何かで、二枚目の写真のように境内に音の波数が表示される画面があり、不思議な音が流されていました。
自身も気持ちよく聴きながら、ずっと眺めていたらかなりの時間が経っていたのに驚きました。
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