「下関」に有名なゴルフ場があります。
かなりの名門で、服装とかも細かい指定があります。
ミスショットしても打ち直しのみで、前進出来る救済ルールの類はなし。
移動も乗車可能な電動カートはなく、歩きのみです。
下手な自分は無事に帰ってこれるのかとドキドキしながらラウンドしました。
スコアは相変わらずでしたが、天気にもメンバーにも恵まれて、自分にしては少し優雅な気持ちでプレー出来ました。
海岸線に沿うように設計されたコースで、間近に海を感じながら、白砂青松の中を散歩しているようでした。
その松林が各コースを仕切る柵のような存在なのですが、少し土手になったところに、立て看板があるので何かと寄ってみると、「元使首掛松遺跡」と記されています。
「首をかける」とは、おだやかではありません。
読むと、「元冦」前に日本に降伏を要求してきた元使一行が、この付近に上陸したそうです。
幕府の本拠である「鎌倉」に赴いた一行以外の40名は、この地に留め置かれましたが、幕府は徹底抗戦を決意。
そのため使者の定めとして、両方とも全員処刑されました。
ここで斬首された首は、周囲の松にかけてさらされたのでこの名がついたようです。
そして、来るべき侵攻に備えたため、この盛り上がった土手は「元寇防塁」の名残だそうです。
霊的な気配を感じることはありませんでしたが、何となく木陰は避けるようにラウンドしました。
首筋に風でも吹いたらたまりません。
ただでさえ真っ直ぐに飛ばないショットが、もっと変な場所に飛んでしまいそうです。
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